同人方面答えのない質問シリーズ。
いくつかの観点から、「同人即売会の主催者は、サークルを審査する必要があるのか?」という議論を展開してみます。
人気のある同人即売会では、しばしばサークルスペースの数が不足して「抽選」もしくはその他の選考によりサークルスペースが配分されることがあります。で。「純粋な抽選」で配分に取り組んでいるか、そうではなくサークルを何らかの形で評価・審査した上でサークルスペースを分配するか。私が耳にしたかぎり、どちらの方針を採る主催者も実在するようです。
純粋な抽選であれば、どんなサークルであっても~4桁人数の列を作るような超大手サークルでも、はじめて同人世界にやってきたサークルでも、他サークルとしばしばトラブルを起こすサークルでも、他サークルと連合体を組んでいるサークルでも~平等に機会が与えられますし、一方で平等に機会が与えられないこともあります。
一方、サークルを評価・審査する方針であれば、あらゆるサークルにとって機会が平等とはいえない一方、しばしば語られる懸念として「大手サークルの落選に伴い、無警戒の島中に新作を委託されてしまう」トラブルは回避できます。さて、どちらが良いものか。もちろん明確な答えはありません。
コミケは自らの安定開催を優先する立場から後者を是としているようです。しかし、このように「サークルを審査する」立場には、主催者の想定外なスタイルが出現した際の対応が不定となる(=サークル側としては当選できるかどうか分からない)リスクがつきまといます。即売会を(サークル側から見ても)ひとつの実験場として評価している自分の見解としては、このリスクは是認したくありません:実験したら参加させてもらえないかもしれませんよ?というのはちょっと無茶でしょう。
むろん、後者のスタイルでは「どう考えても対立関係にある2つのサークルを隣に配置してしまう」リスクや、「トラブルメーカーとして有名なサークルを当選させてしまう」リスクがあります。
一方、配置のためにサークルを「知らずに」配置をかける、というのは無茶です。先ほど述べたリスクとして、「対立関係にある2つのサークルを隣に配置してしまう」というのは典型的な話でしょう。この手の対立は決して珍しいわけではなく、「一般論のレベルでは」女性向けでリバース関係にある2つのサークルは「原則として対立関係にある」くらいの意識をもって考えたほうが無難です。ときどき「両方とも美味しく頂きます♪」というサークルさんがいらっしゃるおかげで、配置が成立する(=どこかとどこかを隣にしなければ物理的に難しいときも)わけですが。
#花帰葬はちょっとだけ違うところもあります。このへんはジャンル別の事情になってくるので、何とも言いませんが……ジャンル内事情の複雑さが全然違いますので、女性向けで「ジャンルの内情を知らずに」イベントを開催するのは、そもそも無茶に近いと考えます。男性向けならイベンターイベントも成立しますけど……。
私自身が主催者となるにあたって、この問いも何度か考えてきました。私自身が自分のイベントのために出した結論は「サークルを審査はしない。参加を申し込んだサークルは(物理的に可能な限り)すべて受け入れる。ただし、配置やその他必要業務のために『どのようなサークルなのか』はきちんと理解する」です。小規模イベント&斜陽ジャンルだからこそ可能なことですが、大規模イベントでもできればこういうスタンスを持っていきたいものです。
トラブルが予想されるケースでも、トラブルを「未然に防ぐ」のではなく、トラブルが「起きても大したことない形に持っていく」ほうが実は良いのではないか?ということも考えられます。
トラブルを未然に防ぐために過度に保守的になるのも、ちょっと違うと思うんですよね……やりたいことをやりたいし、やりたいことをさせてあげたい、じゃないですか。
by kakeru, on 8月 6 2009 @ 20:55:04
サークル審査がある事自体知りませんでした・・・。すべて平等なものだと・・・。
大手にもそれなりに悩みが付き物なんですね。
同人即売会なんだからやりたいようにさせてあげればと思いますケド。
という事であかみさんに1票♪