Archives for 同人文化 category
Posted on 2010 under 同人文化, 同人音楽 |
18
2月
なんか最近、議論系記事ばっかりこっちに持ち込んでたので、普通の活動のお知らせも。
といっても中身は全然普通じゃないんですがw
2/20:
CLANNADソナタの簡単バージョン「CLANNADの主題による中ソナタ」が再演されます。
もちろん演奏者はちくちゅーさん。
というわけで、演奏会の詳細情報はこちら。
ASCコンサート in 蒲田 はじめての本格同人クラシックアレンジ
2/27:
新潟県十日町市で、花帰葬のオンリー即売会を開催してきます。「白と黒の花祭」
日本一、いや世界一の豪雪都市で、雪に埋もれる世界の物語のオンリーイベント。ちょっと毛色の変わったイベントですが、最近出てきた地方開催即売会の流れに乗っかった異色のイベントをお楽しみください。
3/20:
大阪で同人音楽研究会。今回は発表しない予定ですが、でもあいかわらず世話人の予定。今回は「左隣のラスプーチン」の方にボイスドラマ系の発表をお願いしております。
5/5:
M3即売会。サークル参加決まりました。詳細は3月中盤以降に改めて告知かけていきます。
5/15:
福岡で同人音楽演奏会 “Concert Series Q1”を開催します。同人即売会tenjin.beを開催してきたProject Arbalestさんとの合同プロジェクト。
Posted on 2010 under 同人文化 |
11
2月
そのえさんのblog、トゥルーStylish Private Note. の記事「同人誌は手に入らないものなんです。」を読んで。
同人誌……だけではなく、基本的には何を手に入れるのもそうなんですが、手に入らないと諦めてしまうのもそれはそれで「違う」と思います。
基本ベース(とりあえずいったん理想論で)は、買う側は欲しいと思う人が手に取れて、サークル側としては作った分がきっちり売り切れる。まずはここを基本に置きたいと思います。「基本的にみんなの幸せの総量が最大化される」パターン。
で、あとはリスクやコストを算段しつつ、ベストのラインを見つけ出すべきです。
作家さんへ「委託してほしい」とか「みんなが買えるような数量を出すべき」と意見を流すのは、通常のケースでは「作者さんにとっては情報量が存在する」わけで、批判されるような話ではありません。ただ、これを理由に「作家を非難する」のは多くの場合に外れ。
#「明らかに数千部売れるような作品なのに数十部~くらいしか生産せず、結果徹夜組を生み出す」みたいな異常ケースはちょっと脇に置いておいて。
でも、最終的な結論の一言には、こちらも同意です。
「出る環境がないというのならそれを作り出す、それが同人なんすよ。」
手に入らないのを当たり前と思うのではなく、手に入らないのなら「どうやれば手に入るのだろうか?」と考えてそういう環境を作る、それが幸せをつかむ(=萌えを手に入れる)道でしょう。
Posted on 2009 under 同人文化 |
26
9月
さて、前回は「どんな身分証明書を使えば、適切に年齢認証を行うことができるか」という問題を議論してみたのですが、結局「コストとリスクを天秤にかけて」ということで、あまり良い答えを導けませんでした。
では答えがないのか、というとそれも違うようです。
本質的に、この手の認証は「信用力の高い主体による認証を丸ごと信じる」形で行われています。公的機関による身分証明書を使った認証は、その最たるものです。ついでに、本人認証と年齢認証は違う、という議論からすれば、年齢認証専用の手段が「これまで存在しないから」難しい……という問いに対しては「新しくそういう手段を作れば良い」という返答が可能でしょう。
というわけで、同人即売会専用の手段として、こんなアイデアがあり得ます。
「同人即売会にのみ使える年齢認証システムとして、年齢認証カードを発行する」
つまり、何らかの「信頼を寄せられる主体」が年齢認証を代行・年齢認証カードを発行し、あとはイベントで然るべき本を買うときor然るべきゾーンに入るときに年齢認証カードを見せれば「本人が18歳以上である」ことだけは(信頼を寄せられている発行主体の認証に頼ることで)認証される、という仕組みです。
おそらくカードには顔写真が貼付されることでしょう。悪用に備えて通し番号も発行されるでしょう。そうすることで、悪用や偽造を回避する仕組みとなり得ます。一方、本名や住所は記載「されない」でしょう。認証する項目は年齢だけなので、本名や住所を記載するのは逆に筋が悪いです。カード偽造への対応策として暗号化してICカードのチップに埋め込んでおくという手もありますが、いい値段するんだよな……現実的なのはせいぜいシリアルナンバーを登録したRFID埋め込みくらいで、シリアルナンバーと本名・住所等の紐付けはサーバ側?
#同人即売会の多く&同人方面の買い手の多くから一般的に信頼を受けるような主体が現時点では存在しない、という問題はありますが……この問題自体も「肯定的に(=組織が生まれる方向で)解決されるべき」問題と考えています。アイデアの原点は「同人版MIAU」あたりのキーワードからふくらませていくのがいいのかな?
Posted on 2009 under 同人文化 |
19
8月
http://d.hatena.ne.jp/rikio0505/20090817/1250503288
りきおの雑記・ブログ
幼馴染オンリーイベント「Little Breaker!」が中止に
から。
例大祭7と日付のかぶったリトバスオンリー「ミッションスタート3」が延期になったそうです。
即売会中止(以下日程変更等含む)というと無条件で「叩く対象」という話もありますし、コミックマーケット、コミックシティやブロガー、2ちゃんねるが作る空気は「基本的には、即売会中止は最大級のタブー」というもので間違いありません。
例大祭同日開催として、ミッションスタート3の開催が果たして可能かどうか。
きわめて難しいことは間違いありません:例年のパターンを見る限り、男性向け方面を中心に即売会スタッフ経験豊富なメンバーはほぼ全員例大祭スタッフに食われます。リトバスは大規模ジャンルではありませんが、メインが男性向けなことは確かです。
女性向け方面が軸で男性向けもちゃんと分かっているというスタッフがいれば(そして例大祭に食われないこと)開催不可能ではなさそうですが、リトバス女性向けサークルは男性向けの中では多い部類だとは言えトータルの数はまだまだ少ないです。
というわけで、ミッションスタート3の「例大祭同日開催」は可能か?という問いに対しては、やはり厳しいと言わざるを得ません。
日程変更もしょうがないのでは、と思います。
じゃあ、その日程変更の責任をどこに負わせるか。そもそも、これだけ十分早期に日程変更が告知されている時点で、「解決されるべき責任」がどこにどれだけあるのかも疑問ですが。
例大祭当局による日程根回しが遅すぎる、というのは例大祭6の際にも問題になりました:東方オンリーが1本中止になっているはずです。では、その問題は「解決可能」なのでしょうか。この問いに対しては、一切の答えが知られていません。社務所の発表が(可能性に照らして)十分に迅速になされている、と信じるほかないのです。
結局、イベント主催者側にとってある程度は「例大祭がかぶってきたら運が悪いと思って諦める」と考えざるを得ないのではないでしょうか。例大祭とその他関東圏の公共会場の予約可能スケジュールを比較すると、他イベントに比べて日程確定が遅めなのは事実です。だから、例大祭を非難して何が始まるのでしょうか。
われわれとしても、イベントの中止・日程変更を無条件で最大級のタブーと見なすのは止めにして、もっと現実的な批判を考えようではありませんか。
今回のリトバスオンリー「ミッションスタート3」は「例大祭がかぶってしまったために開催中止」に追い込まれました。例大祭がかぶろうとも別ジャンル、サークル、一般はそこそこ集まるでしょうが、相手が例大祭ではおそらくスタッフの確保ができません。単に、ミッションスタート3は気の毒だった、ただそれだけの話です。
Posted on 2009 under 同人文化 |
8
8月
我々が常識(=一般的な姿の集合体)として持っている知識では、同人活動は「サークル」が主体となって行われることが一般的、となっています。……ということで、いつもの芸風に基づけば「果たしてそうである必然性は?」と来ます。
なぜ「サークル」だったかというと、そうでなければ印刷ができなかった時代があったから、という「単なる歴史的産物説」が説得力を持っています。で、だんだんコピー技術や印刷技術がコモディティになってきた云々と。であれば、今となっては果たして「サークル」である必要すらあるのだろうか?という問いがあります。
一つの回答としては、「同人活動とはサークルが主体になって行われるhogehogeな活動である」をそもそも定義にしてしまうこと。そうすれば、サークルが主体でない活動は同人活動ではないので、主体は「サークル」である必然性を持ちます。……この場合、「サークルとは何か?」という疑問が出てきますが、ともかく同人活動の主体に「サークル」とラベリングされるわけですから、とりあえずそれはそれでよし。
一方、サークルが主体であるのは単なる歴史的産物(と同人即売会の運用)による安定点にすぎないと考えれば、次に「サークルが主体ではない同人活動にはどんなものが考えられるのか?」という疑問が出てきます。実はこの手の話には山ほど実例があります:立体物のほうではイベントにアマチュアとして参加する主体のことを「ディーラー」と言います。男性向け同人誌即売会方面ではイベントを「主催する」ことは「同人活動であって、サークル活動ではない」部分に落ちます。歌姫は個人でサークルを持っているケースも多いですが、サークル活動と全く別の領域で個人活動を展開するのが一般的です。単独のボイスコともなればサークルを持っているのは少数派。同人誌即売会へのスタッフ参加も一つの同人活動でしょう。
というわけで、同人活動は「サークル」によって担われなければならない、という概念は(それを定義としない限り)意外と脆弱な話です。というわけで、そこをぶっ壊した先にどんな未来があるのかを知りたくなります。次に私が考えているのは、同人活動を行う主体のネットワーク化。「自分で創作して自分で売る」姿が古典的な(旧来の)同人「創作・頒布」活動であるとしたら、ネットワークとして仕立てた先には「自分たちで創作して自分たちで売る」スタイルが見えてきます。
同人創作には、狭義のの創作活動が終わった後にも営業・制作活動的な取り組みが続いていくという特徴があります。しかし、あちこちから話を聞くと「創作はやりたい」けれど「営業・制作活動はきつい」という話題も耳に聞こえてきます。これまで、私もあちこちのサークルさんに個人的に営業・制作活動をお手伝いするという形でそこらへんの壁を越えられるように仕込んできましたが、いよいよ次はそういった活動のネットワーク化を考えていける時期なのではないでしょうか。仕組みとして壁を越えられるようになれば、また次の壁が見えてくるでしょう。
具体的なアイデアレベルに落とすと、同人企画の運営リソースを提供するProject Manegement Office (PMO)や、頒布まわりを一元的に担当する流通担当者といった姿が見えてきます。単独のサークルでこういったスタッフを持つのはあまりに芸のない(巨大サークルなら止めませんが)話ですが、複数のサークルでPMOや流通系を一元化して持っておくのはそこまで筋が悪くない気がします。
……実は、近い実例は皆無じゃないんですよね。ただ、現状を見ているとどうしても大手サークルさんの利便性にフォーカスした仕組みばかりなんじゃないか?という懸念は否めません。
中小のサークルでも、ちゃんと手を組めば大手サークルと同じくらい面白い規模で面白いことができる。そういう未来が来て欲しいものです。